感染症情報

ダニ媒介脳炎

 ダニ媒介脳炎はマダニに噛まれたことで、ダニ媒介脳炎ウィルスに感染して起こる感染症です。

噛まれて1~2週間後に頭痛・嘔吐・発熱で発症することが多く、脳炎を発症すると精神錯乱・けいれん・麻痺・意識障害が出現します。アジア型の脳炎に罹患した場合は致死率20%、助かった場合でも後遺症が30~40%に残ると報告されています。

北海道でも感染の報告がありますので、野山での活動や川遊びをされるお子さんは予防したい感染症です。

また、マダニに噛まれた感染動物を介しての感染報告もありますのでペットを飼われている方も注意が必要です。

 

感染予防策

 まずはダニに噛まれない工夫が重要です。野山に入るときは出来るだけ皮膚を露出しない、長そで、長ズボン、サンダルを避けることなどです。またダニ忌避剤を使うことも有効です。

 さらに1歳以上ではダニ媒介脳炎ワクチンを打つことも有効です。初回は3回の筋肉注射(2回目は1回目の1~3か月後、3回目は2回目の5~12か月後)です。必要に応じて(北海道を離れれば不要かもしれません)3年後に追加し、その後は5年おきの追加免疫を継続します。

予防接種について
予防接種について

★髄膜炎菌ワクチンは電話にてご予約下さい。取り寄せに時間がかかります。