あたまの形について

あかちゃんのあたまの形に関するご相談は一般診療や予防接種、健診の際にも伺います。

ヘルメット治療は保険外診療となりますが、形の心配に関する受診は通常診療ですのでご遠慮なくご相談ください。

ヘルメット治療をご希望される場合は完全予約制となっております。

検査・説明等に1時間ほど時間がかかります。

あらかじめお問合せの上、ご予約ください。


斜頭や短頭(いわゆる絶壁頭)など赤ちゃんの頭のゆがみに対して理学療法の指導(体位変換・タミータイム)やヘルメット治療を行い、頭の形を改善していきます。

頭のゆがみにはいくつかのパターンがありますが、これらの原因の多くは、寝ぐせ、子宮内や産道を通るときの圧迫など、病気ではない外力によります。寝ぐせでは頭を常に同じ位置に向けて寝るために、偏りが出ることで頭のゆがみが発生します。

基本的に脳の成長や精神発達に大きな影響を与えることはないと言われていますが、将来的に顔面や耳の左右差が発生し、噛み合わせ、視力、眼鏡がかけにくい等の問題が発生する可能性があります。


治療方法について

形を改善する方法には「体位変換」「タミータイム」の理学療法と「ヘルメット治療」があります。

重度のゆがみは、自然治癒が難しいという報告があります。

体位変換療法

向き癖を改善して、頭にかかる圧力を左右均等にすることが目的です。
向きが同一方向になっている際にはバランスよくなるように変えます。

・寝る際の頭と足の方向
・抱っこする腕、授乳の際の方向
・話しかける方向

うつ伏せ寝は呼吸ができなくなる可能性があるため、寝かせるときは必ず仰向け寝にします。

タミータイム

赤ちゃんが起きているタイミングに、赤ちゃんをうつ伏せにして過ごす方法です。

頭、首、上半身の筋肉の発達を促進するため、一定箇所への圧力がかかることを防ぎます。

お母さんの胸やお腹、膝の上に赤ちゃんをうつ伏せにすることから始め、慣れてきたらおもちゃや絵本で興味を引き、うつ伏せ運動を行います。

窒息を回避するため、固いマットや床の上で、必ず保護者がみている環境下にて行ってください。

 

ヘルメット療法

赤ちゃんに形状矯正ヘルメットを装着し、頭蓋骨の成長を調整する方法です。

1998年に米国で初めて医療機器として承認され、日本では2018年に承認されました。
治療期間は、主に重症度や治療開始時期によって異なります。

一般的には早く開始するほど、短い期間で終了できる傾向があります。


治療の流れ


ヘルメット治療のイメージ


当院でのヘルメット治療には

(株)Berry社製のヘルメット ベビーバンドを使用します。

予防接種について
予防接種について

★髄膜炎菌ワクチンは電話にてご予約下さい。取り寄せに時間がかかります。